公共住宅修繕工事 東京都青梅市
青梅市 市営藤橋住宅

東京都青梅市にある集合住宅の外壁修繕工事ならびに避難ハッチ設置工事をご依頼いただきました。

こちらの集合住宅は、経年劣化や長年の雨風にさらされたことで外壁の痛みや汚れが目立ち、竪樋（たてどい）の金具が腐食して錆びるなど、全体的に劣化が進んでいる状況でした。

また、事前調査の結果、外壁仕上げ材に「石綿（アスベスト）」の含有が認められました。
石綿は飛散した場合、人間が吸い込むと「肺がん」や「中皮腫」などを発症するため、「大気汚染防止法」により飛散防止対策や作業基準の遵守が求められています。
このため、石綿の専門的な知識を持つ有資格者を配置し、石綿が空気中に飛散することがないよう飛散防止処置を行うとともに、工事に携わるスタッフの健康管理をしっかり行うなど、細心の注意を払いながら工事を行いました。

共用部廊下の防水工事では、出入りを一時的に制限させていただく必要がありましたが、居住者の皆様の多大なご協力により、滞りなく工事を終えることができました。

修繕工事の終わった建物は、ベージュと白で構成される落ち着いた色合いで、工事前とは見違えるほどに美しい姿となりました。

また、今回の工事では、第一住宅の2戸に新たに「避難用ハッチ」の設置も行わせていただきました。

2棟あわせて約半年間に及ぶ工事となり、長期にわたりご不便・ご迷惑をおかけいたしましたが、ご理解・ご協力をいただきました居住者の皆様、誠にありがとうございました。
美しく蘇った建物を見て、少しでも居住者様の気持ちに良い変化が現れていれば幸いです。